731学位授与の検証を求める会役員会(第10回)議事概要

   日時:201936()13:30~15:30

   場所:日本科学者会議京都支部事務所

   出席役員:鰺坂・池内・広原・西山 出席事務局:宗川・諸富・山口・福島

1.議長・議事録作成者の選出

   西山事務局長を議長に選出,議事録作成者に選出.

2.報告事項

事務局長から以下の報告があり,了承した.

 2-1. 9回役員会(2019218 )議事概要(メール回議で異論無で終結)

 2-2. 9回役員会決定に基づき, 記者会見を兼ねた報告会「京都大学の『学位論文における研究活動上の不正行為に関する調査結果について(通知)』に対する異議申し立て」 を準備した.  

 2-3. ホームページ内英語頁の「異議申し立て」「京都大学通知」の英文校閲を依頼した.

 2-4. 京都大学は報道によれば,団体から異議申し立てを受けたことは認めたうえで, 「コメントはありません」とのことであり,当会への「本調査要否に関する通知」はない.  

. 審議事項

 3-1. 総括
  3-1-1.
新局面について

 ① 京都大学の回答が示すように「京都大学における公正な研究活動の推進等」に関する制度の不備を当会は克服した.

  (京都大学)貴会からの要請は,本学規程及びガイドラインの対象外だったため「研究活動上の不正行為に対する通報」として調査を開始することはできませんでした.そこで,コンプライアンス推進本部連絡会に諮った結果,要請を通報として取り扱い,規程を準用して研究公正調査委員会のもとで調査を行うことが適当であると判断され,担当は当職が行うこととなった.

 ② 焦点「サル」は「ヒト」でないと言い切れない(当会)か,言い切れる(京大)か.

  異議申立が受付けられ「本調査」請求の要否の判断を京都大学がしなければならない局面に到達した.

 争点が標記の焦点に移り,その検証の方法については「現在の学術的な観点」,「科学的合理的理由の有無」が問われる段階になった.

  3-1-2. 報告会で参加者から出された質問,意見について意見交換

 3-2. 当面の方針

  3-2-1. 「発症サルの頭痛について」「サルの体温について」に関するシンポジウム

   好廣眞(元龍谷大学、ニホンザルの生態学)さんを講師にお願いし早急に第1回の公開学習会を事務所で行う.

  3-2-2. 予備調査結果に関する市民討論会など

    シンポジウム,講演会などを6月初旬,7月初旬(,9月)と連続して開催する.

   ・シンポジウムのテーマ:京大の通知と異議申立てに絞る

      ◉ 西山:731部隊の全容  ◉ 池内:京大の通知と異議申立て  ◉ 松宮:社会科学的論点から

  3-2-3. 署名の終結/継続(再呼びかけ)

   ・今後は本調査を要請することになるので,その観点から署名の再・追加呼びかけを行なう.

  3-2-4. 日本外国特派員協会における会見を企画する

  3-2-5. 賛同者から出されている米国の関係文書の調査提案について意見交換
  
3-2-6. 今後,議事概要をホームページで公開する

 3-3. 今後の展望について意見交換